むし歯は「口の中がトータルでできにくい方に傾いているか」で決まります。生活の癒しを削りまくる必要はなく、工夫のしどころを押さえれば、晩酌はそのままで構いません。
何を飲むか
問題ないもの
- ウイスキーの水割り・ソーダ割り:糖がありません。炭酸の酸は弱く、長く残りません
- 焼酎のお湯割り・水割り
- 辛口のワイン:酸はありますが、つまみと一緒なら唾液が出て中和されます
- ビール
気をつけたいもの
- 梅酒、甘いチューハイ、カルピスサワー、カクテル類:糖と酸を両方とります。飲むなら「ちびちび」を避けて、短時間で
- 食後にグラスだけ残して、だらだら飲む:飲み物の種類より、これが効きます。口の中が酸性になっている時間が延び続けます
つまみを切らさない
ワインにチーズ、ナッツ、海苔。これらは唾液を出し、カルシウムを足し、口の中を中和側に戻します。歯の観点では「酒はつまみと一緒に」が原則です。つまみは甘くないもの、つまり歯の観点では「数えなくていいもの」から選んでください。
アルコールは口を乾かす
飲んだ夜ほど口が乾きます。アルコールには唾液を減らす作用があり、唾液は歯を守る主役です。つまり、飲んだ夜は守りが弱っている。だから、飲んだ夜ほど寝る前の一手間が効きます。
寝る前の30秒
- 〆のラーメンのあとにそのまま寝ない。せめて水で口をゆすぐ
- 歯磨きはフッ素入りの歯磨剤で、磨いたあとはあまりゆすがない。吐き出すだけで十分です
- 当院ではハビットプロ(歯科医院専売の洗口液)を、30秒はかって使い、水ですすがずそのまま寝ることをすすめています。プラークの付着がはっきり減ります
余裕を使い切らない
むし歯は「できるか、できないか」で、ぎりぎりでできないのと、余裕をもってできないのとでは結果は同じです。多少の余裕は持ちますが、使い切る必要はありません。余裕は我慢ではなく、歯磨剤と洗口液で作ってください。余った分は、晩酌に回して構いません。
子どものおやつと飲み物については、こちらの記事に書いています。
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